
ミュージカル映画「ディア・エヴァン・ハンセン」を鑑賞したので、感想を書いていこうと思います!
結論 めちゃくちゃ好きな作品です😭✨
この記事は作品の理解を深めたい人におすすめの内容になっています。
映画「ディア・エヴァン・ハンセン」
これは、親愛なる「あなた自身」の物語―
心震わす珠玉のミュージカル、ついに映画化。
ブロードウェイで初めてSNSを題材に扱い、これまでにない構成を取り入れたミュージカル「ディア・エヴァン・ハンセン」。
本作を象徴し、「ひとりじゃない」というメッセージが込められた“You Will Be Found”をはじめ
心揺さぶる楽曲を手掛けるのは、アカデミー賞®・グラミー賞®・トニー賞®を受賞した
『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』の名コンビ、ベンジ・パセック&ジャスティン・ポール。
映画版のために書き下ろした新曲も必聴。Universal Pictures Japan より 引用
鑑賞はこちらから🔽
感想(ネタバレ含みます)
元々、映画「Tick, tick... BOOM! : チック、チック…ブーン!」が大好きで、遅れながらも「ディア・エヴァン・ハンセン」を先日鑑賞しました。
「チック、チック…ブーン!」はこちら🔽
評価があまり良くなかったのと、自殺系の話しだとわかっていたので『私は観たら落ち込みすぎるかな?どうかな?』と思って観たのですが、結果とても良かったです。
「親愛なるエヴァン」という手紙がそう繋がっていったことに驚きました。
また最後も手紙で終わっているところがお話としてとても綺麗でした。
コナーの家族に、エヴァンがコナーとの思い出話を語る(歌う)シーンから泣けてしまいます。
あれは嘘なんだけど、エヴァンはほんとはコナーみたいな友達に、木から落ちたところを助けてほしかったんだよね。
最初も最後もエヴァンはひとりです。
だけど今回のことでコナーという人物のことをちゃんと知ったこと。
優秀だと思っていた子が自分と同じ鬱を患っていて薬を飲んで苦しんでいたこと。
自分と同世代のたくさんの子たちが、自分と同じ苦しみを抱えていると知ったこと。
それでエヴァンは孤独だけど完全にひとりではないと知ることができました。
私自身エヴァンやコナーのようにひとりだと感じることが人生で何度もあったので、この映画では音楽が素晴らしいのもあって涙するシーンが何ヶ所もありました。
理解がないと思っていたお母さんが本音で話してくれて寄り添ってくれたのも良かったです。
エヴァンはひとりではないんですよね。
自分を病人扱いせずに接してくれたコナーの家族たちに、自分の居場所を見出して嘘をつき続けてしまった、彼の弱さもわかります。
コナーに関しては、寂しさや悲しさが怒りや暴力としてしか表現できなかったのがとても悲しいことです。
コナーのお母さんは優しいけど夢見がちで現実と向き合いません。だからきっとコナーも本当の自分を見てもらえてないと感じたんだと思います。
お父さんも愛のかけ方がうまくいきません。欲しいものを全て与えるのはコナーが望んだ愛ではなかったんだと思う。
コナーが唯一、音楽や歌を通して自分を表現していた「a little closer」という曲が大好きです。↓
彼らはコミュニケーションが上手じゃなかったから生きてる時は友達にならなかったけど、その曲がひとりになったエヴァンと共に過ごして、2人は友達になったんだなと感じられました。
エヴァンは今はリアルの友達はいないかもしれないけど、自分らしくいればいつかまた本当の友達や恋人ができると思います。
孤独を抱える人に寄り添ってくれるので、そういった方におすすめの映画です。
また周りに孤独を抱える人がいる人も見てみるとなにか気付きがあるかもしれません。
やっぱりスティーヴン・レヴェンソンさんの脚本が私は好きなんだとわかりました。
まだまだ語りきれないほどいい作品です☺️
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