ここたび日和

心のコンパスに沿っていろんなことをしてみる日々♪

家族愛が詰まった「ヤング・シェルドン」シーズン7まで観終わった感想。喪失感との向き合い方を書いてみるよ。

海外ドラマ「ビッグバン・セオリー」のスピンオフ作品、「ヤング・シェルドン」というドラマにハマり、数ヶ月かけて昨日全て観終わりました😣✨️

この記事では主に、ヤングシェルドンシーズン7のラストの感想を書いていきます✍️

 

※記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

 

 

あらすじ

簡単に言うと”舞台はテキサス。シェルドン・クーパーという9歳の天才少年を中心に、個性的な家族が集まって色んなことがありながら子供たちが成長していくハートフルな物語”です。

生粋の科学者であるシェルドンと、熱心なキリスト教徒の母親との関係など、家族愛と多様性のバランスが絶妙で、笑あり涙ありのとても大好きな作品です。

 

ヤングシェルドンはつまらない?

検索ワードで「ヤングシェルドン つまらない」と出てくるのですが、私はとってもおもしろかったです!

"シェルドン"という個性的な少年を中心に色んな事件が起こるので、それが楽しく感じられない方には合わないかもしれないです。基本的にはライトな話が多めかな?

名探偵コナンの"コナンくん"を中心に周りでいつも事件起こってるよね、みたいな(ちょっと違うかな🫲🏻)。

家族愛とか、個性的な人達が好きで、疲れてる時にもサクっと見れる作品を探してる方にはとってもおすすめですよ✨️

 

「ヤング・シェルドン」配信先

「ヤング・シェルドン」の字幕はAmazon primeで観ることができます。

 

吹き替えはNetflixで配信中です。

www.netflix.com

 

ドラマ最終シーズン7、はU-NEXTで独占配信されています。🔽

www.video.unext.jp

 

1番安く観るには

字幕が平気な方は”Amazonプライムで字幕で観て、シーズン7だけU-NEXTの無料体験で観る”のが1番お安く観れるかと思います✨

 

 

以下シーズン7のネタバレを含むのでまだ観ていない方はご注意ください。

 

ジョージクーパーシニア(パパ)

シェルドンのパパが亡くなることは今までの話でも出てきていたからわかっていたけれど、いざ亡くなってしまってとっても悲しい。

私が思うにジョージ(パパ)は家族内のバランサーだったように思う。

熱心なキリスト教徒の妻に、個性的な3人の子供たち。強烈な義理の妻。その中でジョージが担っていた役割はとても大きかったと思う。

ママだけだと過保護すぎて子供の挑戦を抑えてしまうところがあったし、現実的な視点を持っているパパはとっても頼りになる存在だった。

 

だけどデキ婚で早くに結婚して家庭を維持することに精一杯だったパパは、酒と食事でストレス発散するとこがあって、それが最後の心臓発作に繋がったんだろうなと思う。

子供と宗教に依存する妻の「また子育てしてみない?」って言葉もやっぱり重荷で、パイプカットしていたし、パイプカットも精神肉体共に痛みを共なうものだっただろうし、色々なことが負担になっていたんだろうな。

 

思春期真っ只中、双子の喪失感への向き合い方

パパが亡くなった後の家族の行動がそれぞれ違うのも家族の個性が出ていてよかった。

双子の妹ミッシー

ミッシーはこれから心配だなあ。ミッシーはシェルドンにべったりで過保護気味なママとうまくできないところがあって、そこにパパや周囲の大人が入ることでバランスがギリギリ保たれていたと思う。

だけど今回パパが亡くなって不安定になった母親が、双子の気持ちを無視して”キリスト教の洗礼を受けなさい!”と無理矢理受けさせようとしてしまう。

パパが生きていればママのことを止められただろうに、バアバですらママのことを止められず、ついに洗礼の日を迎えてしまった。

結果的にミッシーは洗礼を受けなかったけど、野球をやりたがった時や、ロブスターを怖がった時、失恋した時とか、何かとミッシーに寄り添ってくれていたパパが亡くなったことは、まだ思春期のミッシーにとっては「自分の理解者を失った」という喪失感の大きさは計り知れない。

 

双子の兄シェルドン

一方シェルドンの悲しみ方も観ていて胸が痛むものがあった。

シェルドンは他の家族のように”悲しみを分け合う”とか、”亡くなった人を責める”とか、なにかしらの表現ができない。

シェルドンは変化が苦手な人間として描かれてきた。

自分が大学に行く際に、”自分の実家が変わらずに残されていること”にとてもこだわって、家を保存してくれる人を探すために動き回ったほどだ。

そんなシェルドンにとって、パパが亡くなったというのはきっと、”自分の帰る家が亡くなった”ような感覚だったんだと思う。

しかも、その家はシェルドンにとって、自分に何か語りかけてきたり”関わってくれる家”だった。

自身も「パパのことは気にもとめていなかった。」と言っている。だけどパパは確実にシェルドンの周りに存在していたし、一緒にロケットの打ち上げを見に行こうと付き添ってくれたり、飛行機に乗るときは勇気づけて一緒に恐怖に立ち向かってくれた。

パパはスポーツの世界に生きていて、科学に生きるシェルドンとは分かり合えない存在だったかもしれないけど、パパは一緒にいてくれたのだ。

 

パパと最期に過ごしたシーンを頭の中で何度も繰り返す

これが観ていて本当につらかった。悲しんだり怒ったりする人を見るのも辛いけど、感情の向き合い方がわからず蓋をしようとしてしまう人を見るのはとても辛い。

ましてやシェルドンはまだ14歳の子供だ。

パパに「ありがとう」とか「愛してる」とか伝えられたらよかったよね。だけどそれはもう叶わないし、科学を信じているシェルドンにとって、亡くなったパパに語りかけるということも非科学的でできない。

 

シェルドンがママのために洗礼を受けたのは、大好きなママを助けたかったからなんだろうな。パパはもういないから、宗教でママが救えるのなら、洗礼を受けることが一つママを救う方法だったのかも。

ママもとても家族を愛している素敵な人なんです。だけど何か心の支えがないと生きていけないことってあるよね。

 

喪失感を埋めるものは?

パパという家のような存在を失ってしまったシェルドン。新しい進学先、カリフォルニア工科大学でどうやって居場所を見つけていけるのか。

過保護に育っているし自己肯定感は抜群!なのできっと大丈夫。

クーパー家の今後が私にとっても気になるところ。

大きくなったシェルドンが観られる「ビッグバン・セオリー」を、私も新しい拠り所にしてみようかなと思います。

 

まとめ

まとまりのない文章になってしまいましたが、私にとって「ヤング・シェルドン」は子育て中の希望になる作品でした。”家族みんな個性が違くてぶつかり合うけど、なんだかんだ愛し合って助け合う”姿がとても素敵な作品です。

これから双子はどうするのか、もうシリーズが終わってしまったのでわかりませんが、長男のジョージークーパーと妻であるマンディの話し『Georgie & Mandy』アメリカで既に配信中とのことなので、日本での配信が楽しみです。

「ビッグバン・セオリー」も見始めたので、また感想を書けたらいいなと思います。